

暖流・黒潮の影響を受け、温暖で自然豊かなまち館山は、昔から「冬知らず」と言われ多くの旅人たちを迎えいれてきました。
季節ごとに違った楽しさを見せてくれる魅惑の大自然があたなの訪れを待っています。


ひと足も、ふた足も早く春が訪れる南房総館山の春と言えば、やはり色鮮やかに咲くいろとりどりの花々。暖かくてコートいらずの1月は、千葉県の花でもある菜の花をはじめ、ポピー・金魚草・ストック・キンセンカなどがその美しさを競い合うように咲き誇ります。電車で館山にお越しの際には、西口からどうぞ。駅前ロータリーに広がる花畑では花々が盛大に出迎えてくれます。そして、この季節だけのお楽しみが、約6kmの菜の花フラワードライブ。房総フラワーラインを走らずして、館山の春を語ることはできません。思わず窓を開け放って、春を深呼吸したくなるはずです。この他にも、洲崎灯台の麓に広がるストック畑や、城山公園を彩る600本の桜(3月中旬から4月上旬)や1万本のツツジ(4月下旬から5月中旬)など花の名所は数々。花を見るだけでは物足りないという方は、花摘み体験もオススメ。摘んだ花々が、館山旅の思い出を美しく彩ります。
そして、小さなお子さまからお年寄りまで老若男女楽しめる春の館山の、もう一つの醍醐味が、イチゴ狩り(1月から5月上旬)。イチゴの甘い香りが広がるハウスで思いきりほおばる摘みたてのイチゴはもちろん、“摘んで楽しい”“味わって美味しい”ひと時は格別です。心ゆくまで館山イチゴ時間を。また春は、酪農体験や農業体験、生き物たちとのふれあい体験、海辺の自然観察エコツアーといった、館山ならではの豊かな自然とふれあえるベストシーズンなので、ぜひいろいろとトライしてみては。



南国の雰囲気に包まれる夏の館山は、海水浴客をはじめ毎年多くの観光客でにぎわうマリンレジャーのメッカ。海水浴からヨットやウィンドサーフィン、水上バイク、スノーケリング、シーカヤックまであらゆるマリンスポーツが思いきり楽しめます。特に、波穏やかな内房の館山湾に面する一帯は、小さなお子さまのいるファミリーでも安心して楽しめ、磯浴びができるビーチもあります。弓なりの砂浜が約5kmつづく外房の平砂浦海岸はサーフポイントが多く、波を求めて多くのサーファーたちが県内外から集まるほど。また、館山一帯の海はサンゴが生息する北限域としても知られており、南房総地域で生活している魚たちのほかに、黒潮にのってやってくる熱帯魚などにも出会える日本でも有数のダイビングスポット。ダイバーなら、このシーズンに一度は潜っておきたいところです。
もちろん館山の夏の楽しみは、海だけではありません。初夏に解禁となる南房総名物あわびを筆頭に味わえるいろとりどりの味覚、8月のフラメンコやハワイアンのフェスティバル、そして水中花火など約1万発の花火が夜空を舞う館山湾花火大会といったように、夏の思い出を彩るイベントが目白押し。さらに、子どもに貴重な自然体験をさせてあげたいというお父さん・お母さんは、館山湾の南に位置する周囲1kmの無人島・沖の島へ、ぜひ出かけてみては。自然豊かな島をぐるりと一周探検するだけでも、さまざまな発見があります。旅が終わる頃には、きっと家族の絆もずっと深まっているはずです。



食欲の秋、実りの秋、恵みの秋…。秋の館山を取り囲む海は、南房総名物の金目鯛をはじめ、カンパチ、サンマ、アジ、ホウボウなど地魚でにぎわう季節。旬の地魚を贅沢に使う房州鮨は、やはり秋がいちばんネタが充実しており、この季節が断然旨いと評判です。館山は“鮨のまち”としても知られ、市内にはこだわりの鮨職人が旨い魚と旨い鮨を振る舞う個性的な鮨処が数え切れないほどあるので、ぜひ館山旅の行きに帰りに。そして、ぜひ堪能したい館山の秋の味覚がもう一つ。あわびやサザエとともに南房総の味覚を代表する伊勢海老が、秋口いよいよ解禁に。9月〜10月は、とびっきり新鮮な伊勢海老が味わえます。
館山の秋は、歴史・文化にふれる寺社・仏閣めぐりもまたオススメです。安房神社と並び安房国一宮とされる「洲崎神社」や崖の観音と知られる「大福寺」から一望する海は壮観。洲崎神社の隣にある「養老寺」には、曲亭馬琴の長編小説『南総里見八犬伝』に登場する役の行者の岩窟があるので、セットで訪れてみるのもいいかもしれません。また、秋は館山きってのお祭りが2つ。毎年9月14・15日に行われる「鶴谷八幡宮例大祭」は、南房総最大級のお祭り。10月の「南総里見祭り」も見逃せません。旅の途中で目にする関東一遅い紅葉は、11月下旬〜12月上旬が見頃。碧い海が夕陽でオレンジ色に染まる北条海岸のサンセットは、もう一つの紅葉として楽しめます。そして秋の館山をたっぷり味わい、たっぷりめぐったあとは、館山温泉郷の湯の恵みが堪能できる温泉宿でゆっくりと癒しと寛ぎのひと時を。
